人身売買をテーマにしたアルゼンチン産のサスペンス映画です。
アルゼンチン映画なんて私はほとんど観たことないんですが、
南米の中では結構な映画大国らしいですね。
こんなもん観ちゃったら「色々やばそうな国だな…」としか思えませんが。
舞台女優ミレナがどこかに監禁されているラリという少女になる幻覚を
たびたび見るようになるのだが、それは夢なのか、現実なのか?
ラリという少女は実在するのだろうか?彼女は脱出できるのか?
という感じの話です。
前半は虚実のラインが非常に曖昧な感じで描かれ、正直わけがわかりません。
ラリ視点が単なる幻覚の産物とは思えないので
既存のサスペンスのトリックから考えるとあのネタかな~こっちかな~と
色々想像はするのですが、ディテールがいちいち奇妙なので無駄に混乱させられます。
例えばミレナが舞台女優になるために朝の4時に劇場へ面接に呼ばれて行ったら、
変なアイマスクの女に体を舐め回され、その結果合格したくだりとか。
それも幻覚の一種なのか、それともアルゼンチンではそういう面接もあるのか。
あまりに難解すぎて観る映画を間違えたかなと悩んでしまいました。