メインブログをBloggerへ移行してから約1か月が経ちましたが、こちらの方を完全な死にブログにしてしまうのも何だかしのびない。なんせ2年で映画400本分ぐらいの感想記事がありますからね。一体どれだけ観てるんだと我ながら呆れます。なのでその経験を活かし、こちらには感想とかではなくもう少し実用的な記事を書いていこうかなと思います。
今回はさんざん地雷を踏みまくりクソを掴み倒してきた私が、いかにして借りる前にクソ映画を見分けるかという法則のようなものをお伝えしたい。
クソ映画愛好家ではない、レンタル屋でいかに良作を引き当てるか悩んでいる普通の映画ファンにとって役に立つ内容であることをお約束します。
・話題作のパチモンは掴むなアメリカにはモックバスターというジャンルの映画があります。
いわゆる便乗作品というやつですね。
↑この、ジャケットもタイトルも異常に似通った2つのサメ映画。
どちらが本物のメジャー作品で、どちらがニセモノのクソサメ映画か、知識のない人が見分けるのは不可能に近いと思われます。
これは行者ニンニクとイヌサフランの関係に例えることができます。素人がうっかり後者を収穫してしまえば、待っているのは七転八倒の苦しみか、もしくは意識不明に陥るかです。はなはだしくリスクが大きい。
しかし、よくよく見れば話題作の方はランキング上位に入っていたり、在庫が大量に並べられているはずです。パチモンの方は隅っこに2~3本入荷されている程度。
それでもパチモンを掴んでしまう人が後を絶たないのは、話題作の方が全て貸し出し中だった場合に余り物に福があるなどと自分に都合のいいことを考えて現実逃避的に選んでしまうことが原因なのです。それさえ理解しておけばおのずと被害に遭うこともなくなるでしょう。
・この配給会社は避けろ世の中には、クソ映画ばかり好んで売り込んでくる難儀な配給会社があったりします。
特にその傾向が顕著なのが、
「ブロードウェイ」「プライムウェーブ」「トランスフォーマー」「トランスワールドアソシエイツ」この四つ。クソ映画四天王と言ってもいい。
別に彼らの営業妨害をするつもりは毛頭ありませんが、クソ映画など観たくないという方はこれらの配給会社には一生関わらない方が良いでしょう。
逆にクソ映画マニアにとっては崇め奉るべき邪神のようなありがたい存在とも言えます。
なお、アルバトロスやニューセレクト、エクリプス、インターフィルム、キュリオスコープ、アメイジングDC、彩プロ、アットエンタテイメントなどを推す方もいるかと思いますが、これらは普通に良作を持ってきてくれることも珍しくないので会社単位で避ける必要はございません。
・DVDすら出ない映画はとりあえず怪しめ↑これらは新しいブログの方に感想を書いてますが、DVDさえ出してもらえずに動画配信のみで済まされている映画は確実に要注意のジャンルと言えます。宣伝らしい宣伝も一切されてないから予備知識を入れることもままならない。誰もレビューを書かずに長期間放置されている作品も珍しくない。まあ海外サイトまで探せばありますけどね。
なんせマーク・ポロニア監督作品でさえDVDが出ていることを考えると、それ以下の価値しかないと判断されているということです。実際観てもだいたい産業廃棄物レベルの映画であることがほとんど。ただ「ククイ 伝説のブギーマン」のようにB級クラスが紛れ込んでることも稀にあるので完全に切り捨てるべきではないかもしれません。
・この監督は避けろ「マーク・ポロニア」「マーク・アトキンス」「ブレット・パイパー」「クリストファー・レイ」「フレッド・オーレン・レイ」「ブレット・ケリー」映画の良し悪しを事前に判定したい場合、最も信頼性の高い方法が監督による判別でしょう。
大抵の人は、例えば非常に感銘を受けるような素晴らしい映画を見た場合、まずその監督の名前を覚えようとしているはずです。映画の良し悪しは監督によって大半が決まるもの。ということは逆に、クソ映画ばかり撮っている監督の名前を憶えてしまえばもうクソ映画を掴まされることはありません。
…と思ったんですが、数が多すぎて列挙し切れませんでした。
・邦題で察しろ
誰がどう考えたってまともな内容なはずないよね、という狂気に満ちた邦題のDVDがレンタル屋の棚に並んでしまうことが時たまあります。
「
デス・アシスタント 殺・人工知能」
「
ゾンビ・レックス ジュラシック・デッド」
「
ZOMBEE ゾンビー ~最凶ゾンビ蜂 襲来~」
「
地獄のシオマネキ 巨大蟹のしたたり」
「
ハウス・シャーク」
「
最強特殊部隊 VS 巨大タランチュラ」
「
アナコンダ vs. 殺人クロコダイル」
こういうのはまず内容も邦題以上に狂気に満ちていることがほとんどです。
間違ってもまっとうな特殊部隊と巨大タランチュラのスペクタクルでスリリングな戦闘が拝めるとか期待してはいけません。
あと、「ジュラシック」と入っているものは無条件でアウツです。
…というわけで、これだけ守れば有意義な映画ライフが送れるのではないかと思います。