変な映画

• RUBBER ラバー 　感想
  
  
  
  「映画史上初の殺人タイヤムービー！　この殺人タイヤに気を付けろ！」
  
  
  何ともかぐわしい香りを放つ煽り文句ですが、これはさすがに私でも
  「また今度にしよう」
  と何度も敬遠させるパワーがあり、気が付けば存在を知ってから数年が経ってしまいました。
  
  別にもう永遠に放っとこうかなとも思ってましたが、
  昨晩は仕事が忙しく、疲労困憊だったので帰宅後に深く考えずついうっかり鑑賞してしまったのです。
  そしたら案の定、終盤で思い切り寝落ちしてしまいましたが。
  
  
  
  …本作はアメリカ南部の田舎町っぽいところを舞台に、
  自我に目覚めた古タイヤが超能力を発揮して人間を殺しまくり、
  のんびりテレビを見たりシャワーを浴びたりする映画です。
  
  
  

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  • 2018/04/29 08:36
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• ZOOMBIE ズーンビ　感想　　キリンが人を襲う珍作
  
  
  
  私はサメやらトラやらワニやらクマやらクモやらが襲ってくるような映画が大好きですが、
  世の中にはトマトやドーナツやタイヤや冷蔵庫のような非生物が襲ってくるようなふざけた映画も存在するわけで、そう考えるとアニマルパニックという鉱脈はほぼ掘り尽くされているのかなという気がします。
  
  しかし、よくよく考えると馬とかキリンが人を襲う映画はこれまでのところ存在を確認できていないのではないか？　ということに気が付きました。
  肉食動物は人を襲って当然ですが、草食動物というのは盲点でした。
  
  しかし「ロング・ネック　キリン地獄」みたいな雰囲気のタイトルを探しても私のアンテナには引っかかって来ない。
  でもこうなってくるとどうしてもキリンが人を襲う光景が見たくてたまらない。
  ではキリンが主役という高望みは捨てて、あくまで「そういうシーンもあるかも」という観点で探してみると、果たしてありました。
  それが本作「zoombie ズーンビ」というわけです。
  動物園の動物がゾンビ化する映画ならキリンも出てくるに違いない。
  
  
  

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  • 2018/04/24 22:55
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• ファイティング・ダディ　怒りの除雪車　感想
  
  
  
  「ファイティング・ダディ　怒りの除雪車」
  
  …大変素晴らしい邦題だと思います。
  内容と合致していればね…。
  
  本作はあまりなじみのない、ノルウェー産の映画ですが
  暴力的なオヤジが除雪車を暴走させて悪党どもをミンチにしたり
  悪党の車を跳ね飛ばすような９６時間的な痛快娯楽アクション映画っぽい趣の煽り文句入りジャケット。
  
  しかし例によって中身はこんな邦題＆ジャケットからは全く想像できない、
  痛快バイオレンス娯楽作どころか逆に静謐な雰囲気に包まれていると言いたくなるほど
  格調高く、お上品にたっぷり間を取りつつ、時には変なブラックユーモアをねじ込みながら
  復讐が復讐を呼ぶやるせなさを寒々しい大雪原を背景に表現しているような気がしないでもない、通好みの激渋な犯罪ドラマでした。
  
  
  これはこれで悪くないんだけど、カツカレーを食べるつもりでいたら
  精進料理が出てきたぐらいの違いに戸惑いましたね。
  
  
  

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  • 2018/04/22 23:04
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• ランダム　存在の確率　　感想
  
  
  
  ミラー彗星が地球に接近していた夜、
  友人同士８人で集まって夕食会を開いていたエムたち。
  突然の停電をきっかけに、奇怪な現象が起こり始める。
  なんとすぐ近くに全く同じ家、全く同じ自分たちが存在していたのだった。
  
  
  
  
  …という、量子力学の観測問題のうち、SFでは定番の「シュレーディンガーの猫」を引き合いに出して別世界の同一人物グループとの干渉を描いたSFスリラーです。
  
  非常に面白かったのですが絵的に派手なシーンが全く無く、ほぼ室内で８人の会話だけで話が進むので恐ろしく低予算、地味な映画です。
  それだけにネタバレをしてしまうと観る意味がなくなってしまいそうなので、
  今回は核心についてのネタバレはしません。
  
  
  
  

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  • 2018/04/21 22:58
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• サーベルタイガー・パーク　百万年ぶりの餌食　感想（ネタバレあり）
  
  
  
  
  クローン研究によって蘇ったサーベルタイガーを売り物にした、孤島のテーマパーク。
  大儲けできるはずだった…ボンクラ学生共にセキュリティを破壊されるまでは…。
  という感じのトラパニック映画です。
  ジュラシックパークの恐竜をサーベルタイガーに置き換えたような設定ですね。
  百万年ぶりの餌は、人間だった…という煽り文句やサブタイトルがとてもいい味を出しています。
  
  
  
  

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  • 2018/04/18 23:16
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• キリング・グラウンド　感想
  
  
  
  私はキリングと名の付く映画にも、胸糞系を謳う映画にもロクな思い出がありません。
  ジャケットもあらすじも凡庸極まりない雰囲気しか感じないし。
  なので本作にも大して期待はしておらず、新作まとめ借りの数合わせで手に取っただけなので気乗りしなければ観ずに返却してしまおうかなとすら考えていました。
  ところが予想に反してこれがかなりの面白さで、
  この手の低予算映画としては10本に1本あるかないかレベルの当たり。
  たまにこういうことがあるから、低予算映画漁りをやめられないんですね。
  
  
  

  惨劇は静かに、そして唐突に始まる。
  

  サンダンス映画祭が激震！四人家族とカップルに襲い掛かる恐怖の“人間狩り”！
  後味最悪？！最凶の＜胸糞系＞ヴァイオレンス・スリラー！！

  
  

  （クロックワークスHPより）
  
  
  
  
  

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  • 2018/04/16 22:44
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• ホステージＸ　感想（ネタバレあり）
  
  
  
  （※本記事には本作の結末だけでなく「(r)adius/ラディウス」のネタバレもあります。）
  
  
  
  「ホステージ」だの「フッテージ」だのと似たような単語の入ったタイトルの映画が最近多すぎて何が何やらという感じですね。
  これもそんなホッテージ何とかの山に埋もれてしまいそうな小ぢんまりとしたサスペンス映画ですが、それなりに個性的な内容ではありました。
  
  
  
  

  記憶を失った男―
  何故監禁されているのか？ 自分は一体誰なのか！？
  
  誰かに殴られて記憶のない男ー目が覚めたら全く見知らぬ、異国の家畜小屋に監禁されていた。屈強な男たちに監禁されているが、英語が通じず何故監禁されているのかわからない・・・。時折、男たちに脅され殴られながら、何かの目的で撮影される男。自分は一体、何者なのか、男たちの狙いは何のか！？唯一、手に入れた携帯電話で緊急電話を掛けまくる・・・やっとのことで繋がった相手はCIA。男が米国人なら現場を特定して助けると伝えられる・・・英語を話す男は、自分が米国人の可能性が高いと必死に説明して、監禁現場の手掛かりを捜査官に伝えるが・・・・。

  （アメイジングD.C.HPより）
  
  
  
  
  目が覚めたら見知らぬ部屋に閉じ込められていた…
  というのはありがちなデスゲーム映画の出だしですが
  本作はそっち系ではなく、クロアチア人に誘拐されてボスニア・ヘルツェコビナのどっかにある家畜小屋に監禁された記憶喪失の白人の話です。
  
  
  
  

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  • 2018/04/14 23:26
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• (r)adius/ラディウス　感想（ネタバレあり）
  
  
  
  交通事故を起こし、記憶を無くした男リアム。
  目覚めた時、彼は半径１５ｍ以内に近寄った者の命を問答無用で奪ってしまう体質になっていた。
  という、少年漫画やＳＦ短編小説ではありそうな能力を持ってしまった男の話ですが、映画ではあまり観たことのない設定なので興味を惹かれるところです。ジャケットの煽り文句はなかなか刺激的でつい手に取りたくなる吸引力がありました。
  
  
  しかし本作はカナダの低予算映画なので、暗く荒涼とした田舎の雰囲気の中で、予想に反してとりたてて大した刺激もスピード感も全然なく、マッタリと進行してゆくストーリー展開は実に眠気を誘ってくれます。
  
  
  
  

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  • 2018/04/13 23:33
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