グオオ…久々に効いたよ、これは…。
プライムウェーブさんよ…クソ映画を好んで配給するのは一向に構わんのだが、
さすがにここまで酷いビチグソを持って来なくてもよろしいのですよ?
超えちゃいけないラインというものを認識していただかないとですね…
人類よ、最終決戦に備えよ
突然襲来した巨大UFOにより、滅亡の危機を迎えた地球。敵に占領された太平洋全域で、絶望的な戦いを続けるアメリカ海兵隊。《独立》か?《全滅》か?勝つのは侵略者か?人類か?
米軍vsエイリアン総力決戦!驚異のSFバトル・アクションで贈る、人気シリーズ最新作!!
(プライムウェーブHPより)
どうでもいいけど「インデペンデンス・デイ」のパチモンのくせに
「世界侵略:ロサンゼルス決戦」をパクったジャケットなのは何でですかね。
まあ…それはともかく、「
インデペンデンス・デイ2017」の時に、「毎年出してよ」みたいなことを言った気がしますが、まさか本当に人気シリーズを自称して今年もこんな早々と出してくるとは思っていませんでした。
とは言ってもシリーズ化はプライムウェーブが勝手にそう仕立て上げてるだけで、本当はシリーズ物でも何でもありません。原題は「BATTALION」です。
「2016」「2017」「2018」の間には何の関係性もありませんし、それどころか本作はアメリカ産ですらなくオーストラリア産です。
「2016」はアマゾンでバッシングの嵐でしたし、「2017」はそれよりマシとはいえ世間からほとんど無視されている状態です。
つまりどちらもC級クソ映画です。
私はそれでもぼちぼち楽しめたので、「2018」も同レベルのC級クソ映画であろうことを想定して新作料金を出したわけなんですが…
悲しいことに開始5秒で「2016」「2017」よりも遥かに劣るランクであることが即座に判明します。
もう完全にZ級です。
当ブログで過去に取り上げたもので言いますと、「
獣人プレデター」あたりと同クラス。
C級もZ級も大して変わらんだろ? と言う人もいるかもしれませんが、
食べ物で例えると羊羹とダイナマイトのスライスぐらい違います。
一応スペクタクルなシーンもちょっとだけありますが…
ほとんどはデジカメかスマホで撮った風の素人くせぇホームビデオ映像で
支離滅裂な会話が延々と垂れ流される拷問を味わうことになります。
しかもなぜか時系列がごちゃ混ぜになっています。
どうでもいい日常風景の合間に戦闘シーンっぽいものが入ってたり、
仲間を助けに行ったと思ったら次の瞬間にはその仲間と話してたり、
かと思えばいきなり最終決戦ムードになってたりとメチャクチャ。
敵の正体や目的なんぞ何もわかりませんし、それについては
小学生レベルの講義をしていた大学教授が「並行世界だ」と一言述べるだけです。
これに1時間34分も耐えられる人はごくわずかでしょう。
90%の人が開始15分以内に脱落するであろうと予言できます。
あらゆる欲望・雑念を捨て去り、精神修練に励もうという心構えなくして最後まで鑑賞し切ることはまず不可能。
あと何か知らんけど背景が不自然…というか合成臭いシーンが多くてですね…
この夜景はもしかすると写真かもしれません。
どうしてそんなことする必要があるんだか…
夜のシーンを昼間に撮ってた「獣人プレデター」といい勝負です。
これはバリアで守られた敵の本拠地らしいんですが…
なんかものすげぇファミコン臭いんですよ。
いやグラフィック的にはプレステ1くらいのレベルかもしれませんが、
この素っ気ないパーツと敵の配置がファミコンぽい雰囲気に見えて仕方がない。
主人公が「〇〇と××を待って突撃する!」とか言った直後に突撃したり、
「5秒後に撃て!」と指示して即座に発砲したり、
「3秒後に動け!」と叫んだ直後に走ったりと
戦闘シーンも製作者の意図がまるでつかめない茫洋とした何かを見せられ、映画とは何かを問いかけてくるような気がしないでもない。
…とまあボロクソにけなしてしまいましたが、
これは「インデペンデンス・デイ2016」「インデペンデンス・デイ2017」
と比較してあまりにも酷かったのが原因であって、
一応本作を客観的にみるとZ級中位~上位クラスの出来ではあります。
つまりZ級最下層の「
デビルシャーク」や「
ロストジョーズ」よりはだいぶ出来が良いと言えます。
まあ、だからと言って本作をオススメできる理由など何一つないのですが。