変わった映画を見つけたらそれを語りたいブログ。 主にモンスターパニック映画、特にサメ映画の感想が多め
「ロストジョーズ」のような産業廃棄物を事前に観ておくと、次に観るものが10倍面白く感じられるという副次的な効果が得られます。苦痛の代償とでもいうべき現象ですが、そのおかげでこの「ロボクロコ」が大変面白い良作であるように感じることができました。
軍の秘密実験が失敗し、ナノマシンが動物園のワニに侵入して、「ロボクロコ」へと変貌し生き残りをかけて人間との戦いが始まる。モンスターパニック好きには大変面白そうなお話しですね。
この映画、かなりテンポが速いです。 オープニングも登場人物の日常生活といった無駄な前置きがほぼなしで、さっそくワニとの追っかけっこやバトルが始まってくれるので退屈せずに鑑賞することができます。ただし時おりねじ込まれるプールで若者がすったもんだするシーンは明らかに邪魔ですが、そこまでの尺を取っているわけではないのでガマンできなくはありません。
ワニのCGはなかなかよく出来ている部類だと思いますが、クオリティの高いシーンと低いシーンの落差がかなり激しく、ヘボいところは本当にヘボいのでそこだけはZ級映画のつもりで鑑賞した方が良いでしょう。ヘボいと言ってもロストジョーズよりははるかに良く出来ていますが。