「今日21日は地震の教訓を踏まえ、ほくでんがブラックアウトの復旧訓練を行いました」
なんてニュースがやってるな~とテレビを見てたらそのすぐ後に再びの大揺れ!!!
体感できる余震が発生しなくなってから数ヶ月、一応食料の備蓄は心掛けているものの、もうあの地震の恐怖など過去のことだと忘れかけていたらこれですよ。今度こそ死んだかと思った。私の住んでいるところは震度4とのことでしたが、隣の区が5弱だったし多分限りなく5に近い揺れでした。それでも去年9月の本震に比べれば控え目な揺れではありましたが、その代わりかなり長かった。
今度こそ北海道に死体の山が築かれてしまうのでは…という悪寒に襲われた道民は多かったと思います。だって真冬ですからね。みんなストーブ焚いてるからこの揺れでぶっ壊れて火事になったら…とか、近所の不動産屋が持て余したスプレー缶が大爆発するのでは…とか色んな心配事が脳内を駆け巡ります。というか、前回みたいに丸一日以上も停電になったりしたら、もしかしなくても確実に凍死します。ほくでんさんも復旧訓練しているし多分大丈夫なはずだ!とは思いつつもなかなか収まらない大揺れに血の気が引きまくりでした。
今回は停電になりませんでしたが、もしなっちゃったらどうすればいいんでしょうかね。車にこもって暖房かければ丸一日くらいは大丈夫そうな気はします。しかし全道民が車を所有しているわけでもないだろうし、自分一人で車中でぬくぬくしてたら見知らぬ人に「乗せてくれ」と頼まれてしまうかもしれない。5人乗りの車だし断るのは難しい。しかし5人6人と増えてってカルネアデスの舟板のような状態になったらどうしよう。やはり他人は蹴落として殺すしかないんだ。いや、躊躇していたらこっちが蹴落とされて車を乗っ取られてしまうかも…などといういらん心配を揺れてる間にしてました。
揺れてる間って何をするのが正解なんでしょうかね。私は
前回の教訓を生かしてパソコンを押さえてましたが、そもそも落ちないように床に直置きするようにしたので完全に無意味でした。頭の中も行動も全て無意味な状態でフリーズ。人は緊急時になんと無力なことか。自分の生存本能の低さが嘆かわしい。当然ながら
絶体絶命都市4とかいう超本格的大地震災害リアルシミュレーションゲームの経験が役に立つこともありませんでした。
それにしても、あの不快すぎる緊急地震速報にはさすがにクレームをつけたい気分です。私は自分用と会社支給の2台のスマホを持っているのですが、両方から喧しいアラームが鳴り響くのは恐怖でしかない。ホラー映画でもそうだけど音で脅かされるのはとにかく大嫌いなんですよ。しかも地震発生とほぼ同時に鳴り響きやがる。せめて10秒前に鳴るならまだ辞世の句を詠む暇もあろうというものですが、同時発生では2重にビックリするだけではないか。これじゃパニックを増幅する以外の効果がないんじゃないか。どうせ地震と共に鳴り出すのであれば、恐怖を煽るような音じゃなくてもっと落ち着かせてくれるような音にしてほしい。クラシックピアノ曲とか鳥のさえずりとかでいいから。少なくとも地震の最中、揺れ怖いよおおおという感情が70%ぐらいで残りの30%はスマホうるせーよくそがあああという余計なイラつきになるのは間違ってると思います。10人くらいの大家族でそれぞれスマホを持ってる家とかえらいことになってそう。
ちなみにさっきから外の様子をうかがっているのですが、やはり犬の散歩をさせている人がいました。どんな天変地異が起ころうとも犬の散歩だけは絶対やる奴はやる。毎度ながら感心せざるを得ない。多分核戦争が起きても散歩してそう。実に見上げた根性だが、そこら中の雪が黄色くなってるのが心底イヤなんですよね。かりんとうも落ちてるし。