「出来の悪い子ほどかわいい」ということわざがありますが、
これはまさにそんな感じの映画でした。
びっくりするほど出来が悪い!どこをどう探しても褒めるところがない!
しいて言えばカメラワークとかは普通に見られるレベルだったということくらいです。
サメ映画をチョイスする時点でこちらもある程度は覚悟のうえ(100点満点中20~30点ぐらいを想定する)で鑑賞するわけですが、それをさらに下回ってきました。
でも観ていて腹立たしくなるということはありませんでしたね。
というかむしろ嬉しくなってしまいました。
確かに脚本、演技、CGなど全てが稚拙極まりない。
しかし、こんなんでも許される世界があるんです。それがサメ映画なんです。
過当競争にはもうウンザリだ!クレーマーにもモンスターカスタマーにも過剰サービス!
そんな苛烈な現実からちょっと目をそらせばこんなテキトーでいい加減なものを作って世界中に売ってる人もいるのです。
しかもマニアであればあるほど「うん、これがサメ映画ってものだよね」と
勝手に満足してしまいます。
普通に騙されたと感じた人には、謝罪します。大変申し訳ございません。