うーん、これはなかなか不快な映画でした。
ジュリー・ベンツさんが好きという人なら観てもいいです。が、そうでないならば
「今日はちょっと不快な気分になりたいなあ!」という鬱系好きな人以外は手に取るべきでは
ないかもしれません。
手堅いといえば手堅いけどやっぱり雑な部分がけっこう目につくし、まあ「ザ・B級ホラー」って感じですね。
B級ホラーのオープニングってまず犠牲者が出るところから入りますよね。
のちにそこへ主人公がやってくるというパターンが定番。
この映画の場合、舞台は「殺人マンション」です。
それも大都会のど真ん中にある巨大なマンション。いやアパートなのかな?
違いがよくわかりませんが麻薬中毒者やアル中患者が更生後に紹介される場所という設定。
そのせいか、ここの住人は何やら「規則」を破ると「退去勧告」を出され、ブチ殺されてしまうという話のようです。
規則はともかく、退去勧告には素直に従って出て行こうとしても出してもらえず虐殺されるという理不尽さ。
どっちにしても殺すなら退去勧告出す意味って何でしょうかね。