シャークナイト　感想

大学生７人が湖にバカンスに行くところから始まります。
メンバーはガリ勉、オタク、面白黒人、チャラ男、サラというヒロイン、
あとはキャラ付けの薄い女性２人です。
基本的に善人が多いので食われるシーンは見てて可哀相になります。
それはそうと、アメリカ映画を見てていつも思いますがなんで奴らはあんなにも
マッチョなんでしょうか。
ガリ勉ですらあんなにマッシブというのは日本人から見ると異常と言わざるを得ません。
勉強とＴＶゲームに忙しそうでしたがそれでも筋トレは欠かさないんでしょうかね。
あと本名も役名もサラという女性はすごい美女扱いされてますが、
アゴが割れててゴツイです。別にいいんですがね。
彼女はここにキチガイがいると知ってて仲間を連れて遊びにくるあたりちょっと
同情しにくいです。まああそこまで危ない奴らだとは思ってなかったんでしょうが、
２年間も付き合っててそれに気づけないのも相当アレです。


面白黒人と言いましたが、面白いのは序盤だけですぐに片腕を食われてしまうんですよねえ…
その上恋人を食い殺されてからは何か覚醒してしまい、
ヤリ一本で湖に入ってシュモクザメを突き殺したり、
せっかく助けようと水上バイクに乗せてくれたチャラ男を見捨てて
ダイブしサメと素手で闘おうとしたりと悲壮感あふれるバトルを見せてくれます。
これで助かってくれればディープブルーの面白コックみたいなキャラクターに
なり得たんですがそこまで笑いに走った映画ではないのであえなく食われてしまいました。
サメに素手で勝ったのは花山薫しか見たことないしやっぱ無理がありますね。
彼の使い方は何かちょっともったいない気がします。

湖にいたサイコ野郎３人組はサメが人を食う様子を映像に収めて
スナッフムービーを制作していましたよという話でした。
まあ、さほど驚くようなネタでもありませんが似たような話は見たことが
ないかもしれません。
サメにいちいちカメラを取り付けているあたり、やけに手間暇をかけています。
実際のところ大学生が７人も死んだら大事件になるしバレないわけないし
スナッフムービーで稼ぐどころじゃないような気がしますが…
そもそもあれだけのサメをどうやって湖に持ち込んだのか…
サスペンス映画として見てしまうと色々気になってしまいます。
というか彼らはなんであんなサメ好きなん？
いやアメリカ人は基本サメが好きなのかもしれませんが…
じゃないとこんなにサメ映画作られませんしね。
「サメに食われる映像を大勢が見たがってる」
何か罪悪感を覚えなくもないメッセージです。


イタチザメとかダルマザメとかシュモクザメとか出てきましたが、
ラスボスはやはりホホジロザメ。
奴の登場シーンは思わずニヤリとせざるを得ません。
ラストバトルが案外短めなのはガッカリしましたが…。
オチは特にネタバレはしないでおきます。