製作:2018年イギリス
発売:インターフィルム
クリスマスの日に集まったミルグラム一家。ニックは恋人のアンジを連れて帰省したが、彼女がインド人であることが気に入られず、差別的な扱いを受けてしまう。気を悪くしてさっさと帰ろうとしたニックたちだったが、なぜか家の周囲が金属で覆われ脱出不可能となっていた。そして、テレビには「指示を待て」というメッセージが映し出されていた。
寄生型エイリアンによる侵略を描いたSFホラーかなと思って観たんですが、そこは本当にただの上っ面に過ぎず、クリーチャーをはじめとする不可解な現象については何も分からないままで済まされます。そんなことより人間の醜い部分をこれでもかと表現するのが目的の胸糞映画かなと思いました。
政府と言う権威に盲従する愚かな民衆、家族に対し異常なほど威圧的・支配的な父親、有色人種の移民に対する強い差別意識、訳が分からなくなると宗教的思想に現実逃避する精神薄弱さ…
これだけテンコ盛りであればどれか一つか二つくらいは観る人の意識に引っかかるものがあるのではないかと思います。その点について言えば色々と考えさせられる映画です。