製作:2019年アメリカ
発売:ニューセレクト
元軍人のライカーが率いる、地球最強のエリート傭兵部隊
機密奪還の命を受け、男たちは巨大宇宙ステーションに潜入
だがそこで待ち受けていたのは、究極の生物兵器《ハイブリッド・エイリアン》だった
無敵の男たちが遭遇した、最強の敵。生き残るのは、どっちだ?
(↑ニューセレクトHPより)
今度はエクスペンダブルズのパチモンです。
だからって多少なりとも有名な人が出てるのかと言えば当然そんなわけも無く、知ってる顔はシャークネードでお馴染みのヴィヴィカ・A・フォックスだけで、あとは全く見たことない人ばっかり。それ以前にジャケには顔ありの人物がたった3人しか映ってないのがなんか寂しい。それも右の人はオープニングでいきなり殺されてたし左は大統領役だしで、つまり無敵軍団の人は真ん中のハゲ1人だけです。
内容的には、エイリアンを交配させて生物兵器化している企業からそのエイリアンを奪い取るために最強無敵消耗品軍団が宇宙空間にある研究施設に潜入する、というお話なんですが、要するに宇宙の閉鎖空間で凶暴なエイリアンと戦うってことで、「エクスペンダブルズ」と言うよりは普通に「エイリアン」の亜流に分類すべきC級映画かなと思います。
↑消耗品軍団5人の中に一人だけ妙に濃いキャラがいます。
コードネームは「変質者」。コイツもジャケに載せてやればいいのに。
お前のその変な頭は何なんだ?と聞かれて、字幕だと
「音波のイメージだ」と返しているんですが、吹き替えだとなぜか
「ストリートファイターのイメージだ」と答えています。
字幕と吹き替えの訳し方は違うにせよ、ここまで違いすぎるセリフは珍しい。
一体どういう意訳なんだよ?と思ってよく考えてみたら、
「音波(ソニックブーム)のイメージ」 「ソニックブーム」⇒「ガイル」⇒「ストリートファイター」…吹替えの翻訳してる人、C級映画だからってふざけすぎですね。
何すかその連想ゲーム。まあ、この結論に至るには字幕出したまま吹き替えで鑑賞しつつ、原語の聞き取り確認もしないといけないので、気付いた人はほとんどいないと思いますがね。
ということで結局、変質者なのか音波なのかストリートファイターなのかよく分からないうえにセリフはジャギ様リスペクト。というある意味注目に値するキャラだったんですが、よりによって真っ先にエイリアンに瞬殺されてしまいます。見せ場ゼロ。「変質者」の異名の由来を見せずして退場とは…何でそんな勿体ないことをするのか。
変質者亡き後、本作に特に見どころはないと言わざるを得ません。別にクソ映画と言うほど酷くはないので、多くを期待せず暇つぶしくらいのつもりでレンタルするのはアリだと思いますけどね。
↑フェイスハガーか何かに乗っ取られそうな無敵軍団リーダー。
と思ったらフェイスハガー的な何かではなく通信機器か何かでした。みんなこれつけてるんですが、ゴミのように見えてすごくかっこ悪かったです。