おいおいおい…。
今まで色んな詐欺予告・詐欺ジャケット・誇大広告を見てきましたけど
ここまですごいのはそうそうないですよ?
「ホラー」というジャンルに入れていて、
「28週後…」の名前を出して、
「正体不明の生物」とモンスター要素を期待させて、
「
グリーン・インフェルノ」に便乗した邦題にしてありますよね。
しかし本作は、どうやら「ユーゴスラビア紛争の爪痕を題材にした難解な芸術映画」なのではないかという気がします。曖昧な言い方になってしまいましたが、
ただでさえ私にはユーゴスラビア紛争のことなんて上っ面の知識しかないのに、それを題材にして暗喩を多用し行間を読まなければ理解できないような作風の映画に仕立てられてしまったら…
普段、駄菓子みたいなモンスターパニック映画ばっかり観てる私のような非インテリジェンス層が戸惑うのも当然じゃないでしょうか…。
というかよほど東欧の歴史について興味があって勉強してきた人じゃないと理解することも楽しむことも出来ないと思われます。
でもそんな知識人がこんなB級ホラー風ジャケットを見てレンタルするのかって言うと…どう考えてもしなさそう。
つーかそもそも娯楽映画じゃなかったし。
私ごときには本作がクソ映画なのかそれなりに良い映画なのかすら分かりませんでした。
技術的にはさほど悪くないし丁寧に作ってある部類ではありますが。