製作:2010年カナダ
発売:アットエンタテイメント
毎年ハロウィンの日にゴブリンがやってきて子供をさらうという伝説を持つド田舎の村。そこへ都市開発の商談をするためにやってきた一家。その中には生後6か月の赤ん坊の姿もあった。赤子の匂いを嗅ぎつけ現れるゴブリンによる殺戮を止めることは出来るのか。
この前職場の健康診断があったんですが、尿酸値が思ったより高かったり、胃カメラで逆流性食道炎だと言われたり散々な結果でした。別に長生きしたいわけではないのですが、痛風だの尿路結石だの苦しい病には絶対かかりたくない。
こういうのは食生活が原因なのです。それまでは昼食は毎日コンビニで調達してたし、夕食に牛丼屋に行ったりしていたせいに違いない。ということで、最近はわざわざ弁当を手作りし、海藻や野菜を多く摂るように心掛けています。
ところが、私の上司や先輩たちは「思ったより高い」などというレベルではなく、血圧が上は200もあったり尿酸値は9.0もあったり糖尿病と診断されたりと私ごときを圧倒する不健康ぶり。しかも彼らはそれを知ってもガハハと笑い飛ばし相も変わらず毎日毎日カップラーメンばかり大量にモリモリ喰らい続けているのです。
おまけに甘い炭酸飲料つきで。恐ろしいほどの糖分と塩分の過剰摂取。
どう考えてもそれが不健康の原因だというのに、改める気配が皆無すぎる。どこまでも猪突猛進に破滅へと疾走し続ける体育会系企業狂戦士たちには驚かされてばかりです。
ま、そういう生き方も嫌いではありませんが、彼らの寿命はせいぜい持ってあと数年でしょう。あとに残されるであろうご家族のことを想像するとちょっとだけ気の毒な気もしますが、まあ私の知ったことではありません。
それにしても、どうして彼らはそんなに狂ったように己の命を削ってまでひたすらカップラーメンばかり喰らい続けるのでしょうか?
コンビニでももっとマシな食べ物はいくらでも置いてあるというのに。
次から次へと発売される新商品に対する好奇心なのか、スープに何か中毒性のある物質が入っているのか…
そんなことがずっと疑問でしたが、よく考えると私がいつも観ている映画もカップラーメンのようなものかもしれません。少なくともこの「人喰い怪物ゴブリン」は食べ物で例えるとまさしくカップラーメンのごときジャンク映画でした。私にはカップラーメンばかり食べている先輩に疑問を呈する資格は無かったのかもしれません。
何でそんなクソくだらない映画ばかり観てるの?もっとマシなの観れば? と言われれば何も反論できません。
↑人間関係が若干ややこしい話ですが、それを除けばただゴブリンに人が殺されて行くだけのクソくだらないモンスター映画。原題は単に「GOBLIN」であり、人を喰うシーンはありません。ゴブリンのツメ攻撃でハラワタ飛び出し程度の見せ場はあり。特に出来が悪いわけでもないけど、やたらスローテンポでメタクソにダルい。眠たい。田舎臭すぎて前時代的。何も言うことが無い。ペヤング納豆味ぐらい微妙。CGも微妙。
ジャケットデザインは某マンガっぽいフォントの「ウガアア」がナイスと言えなくもありませんが、所詮ジャケットだけの見掛け倒し。
カップラーメンにろくな栄養が無いように、こういうジャンク映画を観ても何の得にもなりません。健康になりたい人は大人しくアカデミー賞受賞作でも鑑賞すべきかと思います。そうでないとしても、これはマズイ部類のカップラーメンでした。
1. 無題
Re:無題
これの監督、ジェフリー・スコット・ランドーって言うんですが、「ロボシャーク vs ネイビーシールズ」っていう良作を撮ってるのでそこまでボンクラではないと思ってるんですけどねえ。