ある好事家の記録 主に変な映画の感想

変わった映画を見つけたらそれを語りたいブログ。  主にモンスターパニック映画、特にサメ映画の感想が多め

Playstation VR サメとの遭遇 感想






なぜか今朝突然PSVRが欲しくてたまらなくなってしまい、気が付いたら会社帰りに買って来てしまいました。一時期入手困難だったらしいですが、今ではその辺の店で普通に買えるようになっているんですね。しかしただでさえ引っ越しで何かと物入りだったうえ今月は自動車税も払わねばならんのにさらなる浪費を重ねてしまうとは、一体どんな電波が私の頭に飛んできたというのか…
多分田舎に引っ込んだせいですね。こう毎日毎日、雄大なる大雪山系を眺めて過ごしていると最新の電脳世界に閉じこもってみたくもなるというものです。













ということでまずは抱き合わせで買わされたこのVR入門用ソフトをやってみました。
VR世界を手軽に体験できるミニゲームが5つ入っています。VRを買った人の大半はまずこれをやると思うんですが、何も考えずにとりあえず〇ボタンを押して進行していくと、

「オーシャンディセント」

というゲームをやることになります。
その中に

「サメとの遭遇」
「海底ツアー」
「サンゴ礁」

の3つのモードがあり、これまたデフォルトでは「サメとの遭遇」が選択されている状態です。つまりPlaystationVR的にはまずはサメとの遭遇を仮想体験してほしいらしいです。






で、これはプレイヤーはケージの中に入り、海底に向かって少しずつ沈んでいくだけのゲームですね。特に何かを操作したりする必要は無く、海中の風景をただ眺めるだけで良いみたいです。

さて、バーチャルリアリティのサメはどんなもんかな?と思ってやってみると、想像を遥かに超える現実感に驚きました。これは限りなく本物の海中に近い感覚。上の方を見ると熱帯魚やウミガメが泳いでおり明るい雰囲気だが、下を見れば底無しの闇が広がっており何があるか分からない。なのに自分を囲んでいるのは頼りない鉄の檻にすぎない。



仮想現実だというのに自分の命が危険に晒されている感が半端ではありません。完全に脳みその本能に近い部分が騙されています。正直言って1分も耐えられずにリセットしてしまいました。もしあのまま何の覚悟も無い状態でサメに寄って来られたら冗談抜きで心臓麻痺を起こしていたかもしれません。あまりにも危険すぎます。VR初心者をいきなりこんな恐怖空間に放り込むのはいかがなものか。


現実にサメが襲ってくるわけじゃないんだし全然平気だろう…と油断してましたが、ここまでリアルな視覚情報を全方位で与えられると脳が現実だと認識してしまいます。つまり現実にサメが襲ってくるも同然の恐怖です。サメ映画マニア的には願ったり叶ったりではありますが。しかし本当にこれで死んだ人いないんですかね? 個人的な感覚だと10人に1人ぐらいは死ぬんじゃないかと思うんですけど。例えば小中学生ぐらいの子供にまず「ジョーズ」を見せてからこれをやらせたら想像を絶するなんてもんじゃないほどの恐怖に憑りつかれてしまいそう。もう二度と風呂にも入れないくらいの。




ということで、2回目はいつでも逃げられるようにオプションボタンに指をセットしながら、

「これは現実じゃない…現実じゃない…」

などと本末転倒すぎる自己暗示をかけ続けながらやってみました。でもやっぱ怖かった。今にも出そうでなかなか出てこないのが実に意地悪い。溜めにタメてついに巨大ホホジロザメがやって来た時は奇声を上げてのけぞってしまいました。ケージを破壊された後の心細さもたまらん。

私もサメ映画マニアとして、いつかシャークケージダイビングを実際に体験してみたいという願望を多少は持っていましたが、どうやら無理そうです。私のような臆病者は大人しく山奥でひっそりと生きていた方が良さそうですね。でも山でクマと遭遇するVRソフトが出たらどうしよう。







まあそんなホラーゲームはさておいて…



次はこれ。「WIPEOUT」という、近未来での反重力マシンを使った超高速レースゲームです。VRだとコックピットに座って本当に操縦しているかのような感覚を味わえます。
サメなんぞよりこういうのがVRゲームのあるべき姿でしょう。
と思ったら、これは景色がグリングリン動くせいで激しく酔います。感動的なほど先進的で面白いのに、すぐ酔うからほんのちょっとしか出来ない辛さ。慣れの問題か? もうちょっと平坦なコースがあればいいのに…











なので、次は3D酔いしなさそうな「TETRIS EFFECT」。
これはタイトル通りエフェクトがめちゃくちゃハデになったテトリスです。エフェクトがどうなろうとやってること自体はただの昔からあるテトリスなので酔いようがありません。その分新鮮味も薄いはずなんですが、VRだと超巨大なテトリミノを積み上げているようで何とも不思議な感覚でした。結局これが一番長続きしそうです。





とりあえずやってみたのはこの3本ですが、そもそもPlayStationVRはゲームをやるために買ったわけではなく、DVDやブルーレイを観るのにも使えると聞いたからこそ4万円も出したのです。これを使えば自宅にいながらにしてちょっとした映画館並みの大スクリーンを疑似体験できる。そう、例えそれがマーク・ポロニア監督作品であったとしても。

いつかはホームシアターを…なんて夢想していたのが一足飛びで実現してしまうとはなんと良い時代になったものか。というわけで今後の映画鑑賞にはPSVRも活用していこうかと思います。まあマーク・ポロニア監督作をVRで観たからと言って面白くなることもないどころかむしろ逆になるでしょうが、DVDスルー作品だろうと何だろうと劇場公開作のような気分で観られるのは喜ばしい事ですね。

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プロフィール

HN:
岩石入道
性別:
男性
自己紹介:
B級~Z級映画が主食。ホラー、モンスターパニック系が特に好き。目についたサメ映画全てチェックしたい
krgm200@gmail.com

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